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根岸森林公園で過去と出会った [廃墟]




以前から気にはなっていた場所、根岸森林公園。

そこに何十年も前の競馬場跡の廃墟がのこっているとの噂。

横浜中心部からすぐ近くなのに意外と知られていない場所。

もともと廃墟好きなので、とある秋の午後期待に胸ふくらませ行って参りました。





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JR根岸駅からぜえぜえ、急坂を登ると、「海を見ていた午後」のお店がありました。
♪山手のドルフィンは~ というより ♪根岸のドルフィンは~ ですね^^ 





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このあたりは米軍の住宅施設が丘の上に広がっていて、消防署もアメリカンです。






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その名も「FIRE STATION No.5」、かっこいい!






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根岸森林公園です。起伏のある広大な敷地、もともとこのあたりの外国人居留地の人々向けに
1866年!に娯楽施設として作られた巨大な競馬場の跡地だそうです。





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落ち葉に午後の光が。。。






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噂の競馬場遺構を探して公園内を歩き回るが、なかなか見つかりません。
普通に公園に遊びに来ても、全く遺構には出会わず帰ることになると思います。





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すれ違う人に数回尋ね、「あの丘の向こうにあるよ」の言葉をたよりにそちらに向かいます。






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わおっ! 見えてきました。森林公園と遺構の間に米軍の住宅地が広がってたから見えないのですね。
何とも非日常的な風景です。





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じゃじゃ~ん、全貌を現しました! この遺構は競馬場の一等馬見所、観覧席の跡だそうです。
設計者を調べたらJ・H・モーガン氏、山手の洋館、ベーリックホールも手がけられていました。





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モノクロで一枚。






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観覧席の後ろ側です。競馬場に面した正面側は、米軍住宅になるので観ることができません。
柵で囲われており残念ながら中には立ち入ることはできませんが、その迫力に圧倒されます。





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側面からみたところです。向って右側が競馬場、観覧席になっています。






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手入れされず朽ちつつある感じ。外壁には蔦が絡み付き、味わいのあるデザインをしています。






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蔦の生い茂る真夏と、色づいた葉がたくわえられている頃にも再訪したいですね。






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住宅地の中にありながら、時代に置き去りにされたような不思議な遺構。

また違う季節に必ず撮りに行きます。



帰りはちょっと頑張って家まで歩いてしまいました。

 


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美唄で廃! [廃墟]

 

このブログを始めたのが一年前の12月26日、ほぼ一年、何とか続いてきたのが奇跡のようです。

しかしながらやはり年末は何かと忙しいです^^;

通常のお仕事に加え、あいさつ回りやカレンダー配りや忘年会やら、おまけに明日は

バンドの仕事でクリスマスパーティーでの演奏。 

てなことで随分間が空いてしまいましたが、前回の続きです。

 

アルテピアッツァ美唄を訪ねる前に、いつも道央自動車道で通るたびに気になっていた場所を探訪してきました。

高速美唄トンネル入り口のすぐ上に何やら怪しげな構造物があるのです。

高速の脇には地面から突然生えているように見える巨大な煙突もある。

一応下調べをしてみると旧三井美唄炭坑の遺構の様子。

廃ムードに惹かれ、現場に辿り着けるか定かではありませんでしたが、訪ねてみることにしました。

 

 

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高速道路のすぐ脇にニョキっと生えている巨大煙突、道を探し苦労してやっと辿り着きました。

 

 

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ちょっと奥には、今は使われていない鉄塔が。 見かけない形状をしています。

 

 

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しばし水溜りと戯れました。

 

 

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命尽きるまで....

 

 

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こんな道を通って煙突に近づくと、

 

 

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こんな風景が見えました。 向こうに見えるのは美唄の街です。 

 

 

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そして、これが目的の遺構です。このすぐ下が高速トンネルの入り口になっています。
選炭場の跡だと思いますが、道路が無くなりかつ立ち入り禁止、熊出没注意の三重苦のため
現場までは残念ながら辿り着けませんでした。 

 

 

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従って廃ムード不足のため、昨年夏、やはり美唄の別の場所で撮った写真をおまけで^^ 
これはかなりキテいますね^^;

 

 

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廃墟をあとに山里へ降りて来ました。 陰惨ムードを拭うべく高い彩度で。

 

 

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洒落た明かりとりですね。

 

 

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とても手の込んだ造形です。 炭鉱会社の事務所だったものと思われます。

 

 

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何だかとてもいい感じ♪

 

 

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また街をトロトロ走ります。

 

 

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↓ この木を見つけたら、ビリー・ホリデイの「Strange Fruit : 奇妙な果実」を想い出しました。

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年の瀬に、とても廃な気分にさせてしまい申し訳ございませんでした。

 

こちらは昨夜から大雪になっており、現在も降り続いています。  故、写真も撮りに行けません^^;

今年はあと何回更新できるか不安ですが、何とか12/26の一周年記念日にはアップできればなぁ~

 

 

 


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栗山の廃トンネルを訪ねて & ミニオフ会 [廃墟]

 

フォトサイトで親しくして頂いている”AG”さんから突然の連絡が。

同じくフォトサイトの超人気者、ベルギー在住の”Rene”さんが北海道出張の間隙を縫って

会いに来てくれるとのこと^^   じゃあ、三人でミニオフ会をと相成りました。

本当は三人で撮影に行ければよかったのですが、忙しいReneさんは夕食の場所で合流することに。

 

さて、どこか近場で良い場所はないかな?とGoogle Mapを眺めながら考えること10分。

ありました! 以前から気になっていた場所。 札幌からほど近い栗山町の国道沿いに

何やら得体のしれない廃トンネルがあったな。 AGさんと連絡をとり即決。

 

AGさんもReneさんもネットでは沢山会話していましたが、お互い全くの初対面。

少々緊張して臨みましたがそんなことは杞憂だったことが直ぐに判明。

やはりネットの力はすごいですね^^   とても楽しい一日を過ごすことが出来ました。

 

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以前通った時は、国道の横の丘の上にアーチ状の廃コンクリートが草に覆われて見え隠れしていましたが、
今回辿り着くと大きな新しいコンクリートの壁が外側に出来てしまっており、
立ち入りが出来ない状態になっていました。

諦めず、何とかコンクリート壁の途切れた所から廃棄物だらけの崖をよじ登ると
トンネル内部へやっと辿り着くことが出来ました....

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右側の壁の向こう側には、元々複線だった室蘭本線が現在は単線で走っているらしい。
アーチ状の明かりとりが何とも美しい....

 

 

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この部分が崩落してトンネルが閉鎖になり、修復されずにそのまま残っているらしい。

 

 

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ちょっと陰惨な仕上げで。

 

 

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呪われた支柱

 

 

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怨念のアーチ

 

 

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アスリートAGさんのカメラバッグには、すべての機材が入っている。 やたらにでかい^^

 

 

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線路を匍匐前進。

 

 

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何か、霊気を感じずにはいられませんでした。

 

 

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怖くなって、アーチから外の緑を眺め一服。

 

 

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女性のシルエットが欲しい(笑)

 

 

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このまま取り壊されないと、何十年か先には、空恐ろしい風景になりそうです。

 

 

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早朝、夕暮れ時にも再トライしたい感じです。

 

 

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なかなか簡単に辿り着けない場所だけに、廃マニアにはちょっとした穴場かも知れません。
でも後でネットで調べたら、このトンネルのすぐ横に呪われた木があるそうです。
その木を切り倒そうとした人たちは皆....  そのために国道も木を迂回しているそうな。  
もう二度と行けないかもしれない^^;



 

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ミステリースポットを後にReneさんと合流。 夕食の場所の千歳にある
「リピエーニ」さんへ。 とても旨かったぁ^^

 

 

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AGさん、運転のためお酒も飲めず御免なさい。また撮影に行きましょう^^

 

 

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ビジネスマンとしてワールドワイドに活躍されているナイスガイReneさん。顔だしは厳禁です。
居場所を知られると競合他社から出し抜かれる危険性あり! 
今度はゆっくり一緒に撮影しましょうね^^

 

 

 

 

 


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夏草や兵どもが夢の跡 ☆ 鴻之舞鉱山を訪ねて [廃墟]

 

 

かつて日本一の金の産出量を誇った「鴻之舞鉱山」を、紋別にほど近い山奥に訪ねて参りました。

ピーク時には1万人以上の人々がここに暮らしていたとのこと。 

1973年の閉山から既に40年近くが経過し、殆どのものが自然に回帰していましたが、

それでも鬱蒼と茂る夏草の中に、往時を偲ばせる風景が垣間見えました。

一攫千金を夢見てこの街にやってきた人々の、まさに”兵どもが夢の跡”といった光景でした。

 

 

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鴻之舞に近づくと山の中に巨大な煙突が... 分け入る道は見当たらず、また”熊出没注意”の看板が至る所にあり結局辿り着けませんでした。 多分精錬所の跡だと思われます。
いつか撮ってみたい...

 

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集合住宅の跡でしょうか。

 

 

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夏草に侵食されつつあります。

 

 

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鉱石を運んだトロッコ軌道跡らしい。

 

 

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鴻之舞と紋別の間にはやがて鴻紋軌道という鉄道が敷かれたのですが、昔々ダークダックスが
歌いヒットした「銀色の道」はそれをイメージして創られたそうな。 年がばれるけどとても良い唄でした^^

 

 

 

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川の向こうに街があったようですが立ち入り禁止。
木造家屋はもう残っていないとは思いますが、訪ねてみたい...

 

 

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地面に半ば埋もれた柱の様な... 昭和15年 という文字が読めます。

 

 

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道道をしばらく進むと突然朽ちた鉄橋が現れました。
鉄道にしては華奢な作りなので、トロッコ軌道の跡だろうか...

 

 

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これは多分、鉄橋の取り除かれた鉄道の跡なのでしょう。

 

 

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コンクリートの朽ちた雰囲気に惹かれ、沢山撮りましたです^^ いずれ自然に帰るのでしょうね。

 

 

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ここに掲載するのがはばかられるのですが、何があるのか見たくて立ち入り禁止を潜り抜けた先で
見つけました。 帰ってから調べたところ、鉱山にはつきものの”沈殿池”でした。
一見美しい風景に見えますが、有害な排出物を沈殿させて浄化するための施設らしい。
閉山後も環境破壊を引き起こさないように管理されているようです。 魚は住めないでしょうね...

 

 

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毒々しくも美しい。

 

 

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草むらにぽつんと蔵の様な建物がありました。住友のマークがついています。鉱山長の邸宅跡だろうか?

 

 

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これは何を目的とした建物か不明でした。

 

 

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地下道の入り口か?

 

 

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大半の建物は既に壊され整地化が進んでいるようでしたが、随所に”立ち入り禁止”の看板とともに

”熊出没注意”の看板があり、奥に分け入る勇気がありませんでした。

Google-Earthで見ると、謎の建物がまだまだありそうで、ひどく冒険心を掻き立てられます。

北海道にはそんな炭坑跡、鉱山跡が沢山あるので、冒険はまだまだ続きます(笑)

 

 

 


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幾つの春に別れを告げてきたのか... [廃墟]

 

東京から遊びに来た友人N氏と、その友達で札幌在住のI氏と共に、そろそろラベンダーの咲いて
いるはずの富良野方面へ... 
天候は残念なことに7月の北海道らしからぬ曇天、思い描いたラベンダー畑の写真は撮れそうに
ありません。

途中I氏の提案で、幾春別(いくしゅんべつ)にあるという炭坑跡を急遽訪ねることに。
友人Nは携帯写真家(笑)ですが、I氏はかなりのLICA使い、そのディープな廃情報に
誤りはありませんでした。 

時間がなかったので街を撮れなかったのが残念、今度ゆっくり再訪したいと思います。

なお、タイトルはとても味わいのあるこの街名前から...

 

 

 

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採掘した石炭を貨物列車に積み込むための施設跡らしい。 とても巨大です。

 

 

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建物の中には引き込み線の跡が... 線路が残っていいないのが残念。

 

 

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縦坑の跡もそのまま残っています。  ”奔別”というロゴにとてもそそられます^^

 

 

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それにしてもここの街 ”幾春別”の名とおり、

幾つもの春に別れを告げてきた、とても哀愁漂う街でした。

 

 

 


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